ま、いっか

「ま、いっか」の取扱説明書。




*「ま、いっか」の効能・効果。
 

「ま、いっか」は、不安な出来事や心配事、気にかかる出来事等が発生した際に口ずさんで下さい。
実際に口にして自分に言いきかせる事で、精神的負担が軽減される事があります。
(効能は個人差が非常に大きいため、万人に対して効果を保証するものではありません。)






 *「ま、いっか」の使用法。


「ま、いっか」は次のような場合に効果的です。

1:心配しても、自分ではどうにもならない事。
2:過去の出来事で、今更元に戻すことが出来ない事象。


が、気になって気になって仕方がない時。
どうしようも無いと分かっているけど…‥・
等、「心配スパイラル」の症状が見られた際に使用してください。
悪循環を断ち切る事ができるやもしれません。




たとえば、




《ケース1》


・家に帰っても仕事が気がかりで夜も眠れません。


→ま、いっか


気にする事で改善が見られるであればドンドン心配してください。
しかし、今心配してもどうにもならない事を気に病む必要はありません。
何故なら、家に居る時点で心配しても、
あなたの頭を痛めるだけで、何の解決にもならないからです。
職場、仕事の時間に思う存分悩んでください。




《ケース2》


・家族が外出したが、怪我などしていないか、心配で何も手に着きません


→ま、いっか


繰り返しますが、自分が心配する事で100%怪我をしない保証があれば、どんどん心配してください。
しかし、大抵の場合、その心配は「通り越し苦労」に終わる場合がほとんどです。
心配して何も出来ないくらいなら、
怪我した時の対策を考えて、実際の行動に移すべきではないでしょうか。





《ケース3》

・大きな失敗をしてしまいました。何日経ってもその事が気になり、疲れてしまいまいました。


→ま、いっか


失敗を後悔する気持を持つのは当然です。(むしろ、後悔しない方が問題です)
しかし、済んでしまった出来事に対して、何日も気に病むばかりでは進歩がありません。
失敗は誰にでもあることです。
重要なのは「過去の失敗」を教訓に「今後同じミスをしない」事にあります。
「過去の失敗」をしっかり受け止めて、これから同様のミスをしない対策を考えましょう。
失敗を失敗と受け入れるための「ま、いっか」です。

 



 



 *絶対してはいけない事。



「ま、いっか」は決して責任逃れに使ってはいけません




《ダメなケース》


・失敗したけど「ま、いっか」、無かった事にしよう。



→全然良くありません。



責任逃れの「ま、いっか」は厳禁です
自分の行動には責任を持って然るべきです。
繰り返しますが、失敗を失敗と受け入れるための「ま、いっか」です。
過去の出来事を変えることは絶対にできません。
過去に対して、気に病んでも、現在の自分は過去に介入することはできないからです。
だから、過去の失敗を済んだ事として受け入れるために「ま、いっか」を使います。
大切なのは「失敗した事を悔やむ」のではなく、「失敗を将来に生かす」事です。
自分の行いから逃げるのではありません。
決して、勘違いして使用してはいけません。







「ま、いっか」は心的不安を取り除くために、積極的に活用してください。
ただし、間違えた「ま、いっか」の使用は、
自らの社会的立場を危うくする可能性があります。
用法・使用に十分注意して、
楽しく明るい生活を送ってください。