最低です


雨です。



今日はテストの最終日。
普段全く勉強しない私だが、
全く勉強せずに答案用紙に対峙する勇気を持ち合わせていない。
試験当日は午後から休みを頂いて、
学校の図書室で悪あがきをする。
かれこれ4年続けた習慣である。


さて、今日もいつものルーティンワーク。
と、行きたかったのだが
急ぎの仕事があったため、昼休みを潰して仕事を片付ける事に。
そんなこんなで、
燦々と輝く太陽の元、
「相変わらずクソ暑い。畜生」と毒づきながら職場を出たのが13時過ぎ。
電車に乗り込んだら、自然とまぶたが重くなり
本日も寝ながら通学。




「こいつぁ、雲行きが怪しい」
と感じたのは、乗り換え電車を待つ十三のホームだった。
曇天どころの騒ぎではない。
低くたれ込めた空は、部分部分が青黒い
北をむけば、昼の明るさは全く無く
地面に黒い影を落とす雲が立ちこめていた。




学校に着くまでに降らなければとの願いは
下車駅に着く直前で無惨に打ち砕かれた。
停車する20秒ほど前から、窓に水滴が点々とつき始めたからだ。
電車が出発した刹那、周囲がパパッと点滅し、直後轟音に見舞われ
横殴りにたたきつける雨が落ちてきた。


傘を持っていない私は
ホームから出ることをあきらめた。
テストが控えているというのに、濡れ鼠になってしまっては馬鹿らしい。
どうせ、ただの夕立だろうから1時間もしないうちに止むだろうと高を括り、
雨の観察でもするかと、ベンチに座った。
するとどうだ。
そこにはもう濡れていない場所が存在しなかったのだ。
駅に降り立ったときは、ホームの地面はカラカラに乾いていたというのに。
恐ろしい雨の勢いである。





吹き込んできた雨で濡れたとか、
40分程経ったら、雨が止んだので
駅を出て、コンビニで昼を買って外出たら、前以上に雨が降っていたとか、
それから20分以上経つのに止む気配が無かったから
傘を買って、図書館に着いた頃にはズボンが絞れそうだったとか。
そんな事はもう気にしません。気にしても仕方ない事だし。
もう全然構わないです。
ただ、こうして、(職場を)出るのがいつもより遅かったために
こんなに濡れたのかと思うと、気分は最悪です。
いつもと同じ時間に出てれば絶対濡れなかった。
嗚呼、最低。