ドイツグランプリ

F−1後半戦、ドイツはホッケンハイム
シューマッハの故郷にしてホームグランプリは
まさに彼のために用意されたサーカスの舞台であった。
結果はみんな知ってると思うので割愛。
結果以外で私が気になった所を、3つピックアップ。




1:スーパーアグリF1チームの新車投入。


待ちに待った新車、SA06がついにGPに投入された。
4年落ちの、今は無きアローズの時代遅れなポンコツ
だましだまし使ってきたけれど、コレで漸くサヨウナラ。
アグリ代表曰く「85%の出来」とはいうものの
漸くミッドランドやトロロッソとまともなレースができようというモノ。
結果は2台ともリタイヤという残念なモノだったのが、
アグリの手腕と、琢磨のドライビング、左近の成長に期待。




2:ダークホースライコネン


今回台風の目だったライコネン
コース上では、ルノーフェラーリより存在感が在ったのではないでしょうか。
1-2の赤のマシンを除けば、今グランプリは彼が最も輝いていたのでは無いでしょうか。
ラストのバトンをオーバーテイクしたのは
「流石ライコネン
と思わせましたね!
 来シーズンのストーブリーグの去就も注目したいところ。
頑張れライコネン




3:ルノー→マス(マッス)・ダンパー騒ぎ
 マス・ダンパーってご存じですか?↓参考
http://plaza.rakuten.co.jp/gingaharuka/
簡単に要約すると「地面から拾う振動を抑制する働き」を持つ機構
他にも色々とメリット在るみたいだけど割愛。


でこのダンパーをトップチームで使っていたのが
シリーズをリードするルノーチーム。
そこに、FIAのメスが入った。
その機構の使用有無を判断すると、通達したようだ。
他のトップチームは使ってみたがあまり効果がないと判断したらしく、使っていなかったので影響なし。
しかしルノーは今回、使用を止め臨んだ。
そしてこの結果。



チーム側は、「マス・ダンパーのみが原因ではない」と主張しているが、
チョットした事で、早くも遅くもなる現代F−1。
ダンパーを使用できなかった事が、失速の要因の一部であったことは
疑いようのない事実では無かろうか。



ルノー側は次戦ハンガリーでマス・ダンパーを使用すると明言しているが
さてはて、FIAからはどんな裁定が下るのか楽しみ。




というわけで、いよいよチャンピオンシップが楽しくなってきました。
今の流れは明らかにフェラーリに流れがある。
果たして、ハンガリーではどんなグランプリが見られるか。