金曜日は


 金曜日。
それは素敵で甘美な週末。
 金曜日。
それは休みへと誘う誘惑の前触れ。
 金曜日
魅惑的な響きに、私達は心を弾ませる。
それが金曜日。



そんな素敵な曜日に在る大学の授業が「卓球」です。



普段から異色の存在たるこのどくりんご。
夏のクールビズスタイルでネクタイはしていないものの
ボタンダウンのYシャツ姿というだけで浮いてしまう。
その上、50のオッチャン連んでいたら
そりゃ嫌でも目立ってしまう。



この卓球台が並ぶ体育館でも其れは普遍。
若者諸君の印象に残る組み合わせである事は間違いない。
しかしそれ以上に、違う意味で人目を引く者達。
むさ苦しい男集団の中で、一際目立つ存在。
そう、当授業における唯一の女子ペアたる彼女達であろうことは
想像に難くないだろう。



この手狭な体育館の中で、およそ10台の卓球台に40人あまりの人間が押し寄せるこの授業。
自然と4組のペアで1つの台を使用するシュチエーションになる。
そして、ご想像通り私達のペアと女子ペアという
異色のカルテットが完成する。



まぁ、ずいぶん前からこの4人で卓球してたんですがね。
あんまり話もせぬまま、おっちゃんと私。
女子ペアの2グループが別々に卓球をしてたんです。
だけど今日その原則が、1人の遅刻者(女子側)によって崩壊。
3人で頑張ることに。


此処に新たなコミュニティーというか
人間関係の輪が広がるわけですよ。


さらにつけくわえるなら、遅刻者の彼女。
実は私と同業者なーんてサプライズ付きでした。
なかなか良い金曜日とあいなりました。



良かったんだけど
やっぱし始めての人と話するのは疲れるわ。
対お客なら全然なのに、プライベートではサッパリ。



なんか微妙に楽し疲れた一日でした。
やっぱり気の置けない友人*1といるのが一番だな。
ぷはぁ〜

*1:『気の置けない友人』:と聞いて勘違いする人が大量発生する言葉の一つ。本来の意味は『とても親しく気を遣わなくてもよい関係にある友達のこと』であり、決して逆の意味でとらえてはいけない