事件です。


卒然たる言動に、私は意表をつかれ我が耳を疑った。
本日日中、学校の図書室。
藪から棒の話に、声を呑む。
懊悩の極みたるその言葉は
いとも簡単に吐き出されてしまったのである。
開いてはならない過去の記憶。
それを知ってか、知らでか定かではないが
ポツリと言われたその言葉は
高校時代の友人ならば、
一度は口にしたであろうその言葉であった。








『どくりんごって乙女チックなry(以下略)』








       orz










あんさん……
何で、そげなワードを知っているんでつか……



まさか、高校時代。
「お前は思考回路が乙女チックだ」とか
「お前の行動が乙女っぽい」とか
「もうとにかく乙女チックだ」
なんて言われてたの知ってたんでしょうか…………




否。


まさか、話したこともないに知ろう筈がない。





もしや、


もしや、私の醸し出すオーラが、雰囲気が
それを感じさせる何かを与えているとでも言うのか。



オカシイ。それはオカシイ。
学校では常々、ヤングアダルト*1たる振る舞いを為す私に、それは在るまい。



当人は、私の書く絵を見てそう思ったそうだが……
はて、絵からそんな感じ出てるのかいな?
うーむ。解らん。








とにかく、私の挙措を乱すには、またとない一言であり
晴天の霹靂だった。



まったくもって、嘆息するばかりである。

*1:ヤングアダルト』どくりん語:此処では本来的な使い方では無く、若年(ヤング)であるにも関わらず、成人(アダルト)の雰囲気を醸し出す、魅力的かつ魅惑的、素敵でナイスな魅了される人物を指す。どくりんごの(ある種逸脱した感の否めない)目標の1つである