こちらはヨンマルヨン


こんな奴でも知り合いくらい居る。
挨拶をしたら、返事を返してくれるだろうし
私が気がつかなくても、きっと向こうから声をかけてくれると思っている。
好き嫌いが激しい人間だからこそ自ら接触をはかる行為は、
即ち好きだという意思表示に他ならない。


その人は唐突に係りにやって来た。
異動してからあまり顔を合わさなかったので
彼女の姿を認めた私は嬉しくなって声をかけた。
元気にしてたのか。何の用事で来たのかと矢継早に問うたのに
返事が返って来ない。
こんなに近くから話しているのだら声が届いて無いとは考えづらい。
聞こえている筈なのに、目も合わせる事無く
忙しそうに脇をすり抜けてあちらに行ってしまった。




目が覚めた。
それも最悪な気分だ。寝てもろくな事がない。
久方ぶりにその人のblogを覗いてみようとパソコンをつけた。



残念な事に「お探しのページ」は見つからず
削除されたか異動した可能性があると書いたページが出てくるばかりだった。