既知との遭遇


朝、電車の乗り換えに失敗。
具体的には寝過ごした。
終点に向かっていた筈なのに、
気がついたら来た自宅へと向かっていた。
慌てて乗り換え、会社を目指す。



何かが原因で「遅れる」という事態を想定し
いつも30分早く着くように家を出ているので、
時間的に問題無い事は、時計を見れば明らかだった。
しかし消して余裕があるわけでは無い。
可能な限り早く到着したい。
駅を降りてから心持ち早足めに歩いた。



さて、外にでてしばらくしてから
後方よりカツカツと短い感覚の足音が近づいて来ることに気がついた。
取り分け気にするまでも無い出来事だと、自分のペースを守り歩き続けた。
入口の近く間で来たところで、足音の主の声が横から聞こえた。
振り向くといの一番に「どうしたん。今日も(顎が)青いで」と。




既知との遭遇ある。