だから、好きだから仕方無いんだって

人はそれを聞いて
「わざわざアブナイ事して」とか
「時間の無駄」とか
「意味がわからない」と言うかもしれない。
しかし、それは私にとっての冒険。
日常にある非日常を味わうために。




ということで、週末は好きなことをしようキャンペーン第2弾。
酷道巡りです。



今日の目的地は滋賀県三重県の県境「石榑(いしぐれ)峠」。
東近江市からいなべ市へ抜ける国道421号です。
後で書きますけど、ここもその筋の人には有名すぎるくらいメジャーな酷道
今年の春にトンネルが貫通し、2011年より供用が開始されるという話を聞いていたので
それまでに一度訪れないと行けないと思っていたのでね。
休日の高速割引を存分に活用し、本日行って参りました。






まずは石榑峠名物のコンクリートブロックです。


はい。
見てわかるように軽自動車でもこんな感じ。
幅2mの間隔で置かれたコンクリートブロックが、この国道を異様たらしめております。
「デカイ車は通さないッッッッ!!!」という強い意志を感じます(笑)
その先はコンクリート舗装で、平均10%の傾斜で下ってゆきます。
なお、反対側も同様にブロックがあります。
その区間はわずか2km程。


あ、ちなみに、この区間は通行止めになっております。
写真の反対側に「通行止 崩落の為絶対に通れません
と書いてますから。
無視して突っ込んでいって死んでも自分の責任ですよ。




ということで車を置いて徒歩で散策することに。

そしたら、こんな風に香ばしく崩壊しておりました。



ブロックの区間は落石が多く、土砂崩れによる崩落が1カ所。
道路が陥没して削れている箇所が1カ所です。
花こう岩質の山のようで、
白い土や花こう岩の固まりが至る所に崩れ落ち体積し山盛りになっています。



反対側のブロックを確認し、引き返す道中
前から車のエンジン音が聞こえてきました。
驚いたことに、アレを通過したみたい。
更に驚いたのはミニバンだったってこと。
家族を乗せた7人乗りのノアが、そろりそろりと下ってゆくのです。
この酷道を。



しばらく唖然としてたのですが、
「あんなデカイ車が通れるなら、軽自動車が通れないワケがない」
という結論にいたりました。



で、私も突っ込んじゃったんだけどね(笑)




おかげさまで石榑峠の最強区間を動画でおさめる事ができました。




そのまま、いなべ市に抜けられるかなぁ、と思いながら車を進める。
しかし、陥没して部分的に崩れた舗装があるのにバリケードも警告も無く放置されている。
これは何かおかしい。
まもなく、さっきすれ違った車が止まっていました。
あらため、立ち往生していました。



崩れててんこ盛りになった土砂の上を無理矢理突破しようと乗り上げて
足を取られたみたいです。
あ〜あ、事前情報も何もなく突っ込むからこういう事になるんですよ。
(ちなみに、私は酷道に行く前には必ず情報集めをしてから行きます。
 帰れなくなったり、死ぬのはイヤですから。)



お手伝いして、無事に脱出したノア。
私も同様に来た道を引き返す。
滋賀県再度からの酷道のアプローチは此処で修了。


せっかくなので、いなべ市からもどうなっているのか行って見ました。
そうしたら、復旧工事中でした。

これは車では絶対通り抜けできませんね。
納得です。



酷道成分を大量に補充しました。
充実した一日でした♪