10分間の動機付け

金曜日は学校で授業がある。
夜間は2つ受講が可能で、18:00と19:40からそれぞれが始まる。
講義を受けるために1時間半かけて学校に行かねばならない。
「明日から休み」という浮つた気持ちをグッと押さえ込み、
家に帰りたいのを辛抱して、通学するわけだ。



もうさんざん言っているが、学校につく時間はいくら早くても19時前。
18時から90分間ある授業の3分の2は終わっている。
1つ目はどうしても途中参加のため、中途半端。
「講義を受けた」達成感とか満足感は少なく、
最初から受けられない悔しさとか残念さをどうしても感じてしまう。
折角来たのだから、全部話を聞いて有意義に時間をすごしたい。
それができないのは心残りである。



その上、金曜日は18時からの1つしか講義を取っていない。
30分話しを聞いたら帰るだけ。
さっさと学校を後にしてしまう。



つまり、たった30分の為に仕事をそっちにのけて、学校に行くわけだ。
残ってる人に申し訳ないけど、自分だけさっさと職場を出る。
仕事がケリの良いところまでいかず、中途半端なままでも一旦終えてね。
いや、中途半端でも一旦終える事が出来るうちはまだ良い。
どうしても手の放せない仕事だって中にはある。
そんなときは、仕事を頑張って済ますわけだ。




こうして、出られる時間が10分延びたり、20分延びたりする。



するとどうだ。
いくら焦って学校に向かったところで
20分、或いは10分しか受けられない。
なんてこった。
たかが、ラストの10分話しを聞くために
1時間半もかけて通学し、2時間強かけて帰宅するわけだ。



こうなると、馬鹿馬鹿しくなってくる。
電車に乗っている3時間半と講義を受ける価値が、はたして対等なものなのか。




こうして明日の金曜日も葛藤する。