最大多数の最大幸福

「ここぞ」というときの「押し」が無いのと
「どうしたいのか」をハッキリ言えない「優柔不断」さに加え、
「相手の立場」に立って振り返り考えてしまうがために突き通せない「己の欲」。
過度に興奮せず、我を忘れることはない。
己の身に起こる出来事が、まるで他人事のようにさえ感じられる。




私が終始冷静で居るように見えるなら、それは間違い。
感情的になれないのは、遠慮してしまうから。
我が儘を言えないのは、相手の困った様子を自分に重ねるから。
控えめになって自分が不利になっても「仕方ない」と思えるのは、
まるで他人に起きた出来事のように見えるから。



とはいえど、決して破れかぶれ自棄する事はありえない。
今、自分が取った行動の結果はどんな顛末になるかと、考えてしまうから。
選択肢を天秤にかけて、より一般的、倫理的で穏健な方を選んでしまう。
相手を著しく不利にしてはいけない。
己の身を滅ぼしてしまうような行動も、予測し自制する。
例え、希望が叶わずとも、要望が実現せずとも
妥協点を自らに見いだし譲歩する。




なんて損な性格をしてるんだろうなぁ。
一度でいいから
相手の迷惑考えずに自分の欲望を実現してみたい。
誰に気がねすることなく、妥協もしない。
我を忘れ、獣ののように利己的な希望を叶えてみたい。




 「本当はこうしたいんだ    けど   





そして今日も一日が終わる。