ヨーロッパGP

 ドイツはニュルブルクリンク、スターティンググリットには22台のマシーンが並ぶ。
フロントローには今最もホットで話題性のある二人、
F・アロンソがM・シューマッハを従える。
ピットの川井ちゃん情報によると、ポールのアロンソは空タン予選でタイムを稼ぎ
金曜日のフリーから常に良いタイムを叩き出しているシューマッハの前に出た模様。
F・マッサも3位につけ、フェラーリチーム自体のコンディションが郄い状態であると予測できる。
アグリの佐藤は18番スタート。




F−1第5戦ヨーロッパグランプリ決勝が始まる。
ここでもやはり赤と青の二人が魅せた。
青の王者がスタートをしっかり押さえ首位キープ。
対する赤の元王者はきっちり2位を、チームメイトも3位を守る。
フェラーリアロンソ追従という形で第1スティントは始まった。
一位争いは約1秒差の攻防。
さすがディフェンディングチャンピオン、コース上でオーバーテイクされることは無かった。
そこで注目が集まる1回目の給油。
ピットでの交代劇が起こるか、と思いきや
首位キープで第2スティントに突入。


ここでもピッタリ後につけるシューマッハ
抜かさせまいとひた走るアロンソ
手に汗握る2回目のピットインは先にアロンソが動いた。
前がクリアーに為ったとたん、水を得た魚のようにベストベストでセクターを駆け抜け
ファステストを連発のシューマッハ
こういった要所要所で遺憾なく仕事をこなせるのは、さすが皇帝の名を欲しいままにした男。


果たして、2度目の給油が終わってみれば
当然のようにアロンソの前に出て
フライングラップを駆ける赤のマシーン。
周を重ねるごとに、差は徐々に開き
ここにM・シューマッハの連勝が確定する。


このあたりは流石としか言い様がありません。
ここ一番にベストラップで走れるシューマッハ
見ていて安心感があります。
終始強さを見せ、落日のフェラーリ復活を予感させられました。
次戦スペインGPでもこの強さが見られる様であれば
コレは本物でしょうな。



来週の日曜が楽しみです。


にしても、アグリF1
井出の後任モンタニーエンジンブロー
佐藤はハイドロ系のトラブル。
こんな苦境だからこそ、頑張って欲しい。
本当にニューマシーンはフランスGPに投入できるのか…
心配だ…