のろけ話


結婚するみたいだ。
つきあい始めた頃は「結婚」などという事は全く思うこともなかったが
話はそちらの方に転がり始め
次の連休には相手の親御さんに、改めてご挨拶に行くことに。
そうなればそう遠くない未来には現在の慣れ親しんだ環境と別れなくてはない。
「結婚」というビックイベントは別にしても
大きな環境の変化というのは、20数年のうちに幾度かあった。
引っ越しな度がわかりやすい例だ。
記憶を掘り起こせば、懐かしい思い出が幾つも出てくるが
しかし目に見える形では全くなにもない。
だからせめて「写真」という形で風化しない目に見える思い出も残しておきたい。
それは、
今生活している何気ない風景(整理されてないリビングだったり、コタツ姉がゴロゴロしている)だったり
結婚する前の付き合ってる時の彼女の写真であったり
とにかく何でもよい。
写真に自分が写るのが嫌いで、今までは写真も何も残ってないのが残念なのだけれど。


過去を思い出し懐かしむであろう未来に
写真があればきっと華を添えてくれるかな。


だからデジカメを買いに行きます。





職場で横に座っている主任が、こう宣うを聞いて
「いいなぁ」と思った。




注:だいぶ脚色されていますが、あしからず。