Hello world!
職場
繁忙期を目前にして人口密度が高まる。
忙しい時には猫の手も借りたくなるというくらいです。
それが人間の手であれば言うことがありません。
回りくどいので端的に。
係りの人間だけでは仕事が回らないので
この時期は人を雇います。
7人もの人が増えると、
ただでさえ広くない職場は、一気に狭まります。
人口密度の増加は、イコール床面積の消失です。
何せ人に付随して鞄などの荷物や服を置く場所が必要ですし、
作業をしてもらうスペースも確保しなくてはなりません。
狭くなることは約束された事実なのです。
雑多でせまっくるしい事務所を
私はせせこましく移動しておりました。
荷物にあたらぬよう、人をかわし、わずかな間隙を拭って歩きます。
しかし悲しいかな目測を誤り、太ももが机と感動のご対面を果たします。
その感動は目に見えてわかりました。
なんせ太ももは喜びのあまり
スラックスから顔を見せているではありませんか!
言い換えましょう。
黒い生地から、地肌が見えています。
簡潔に書き換えましょう。
ズボンに穴が開いている。
私は少し感傷的になりました。