厭悪の情

かねてより薄々感じてたが、
他者と比べて「人をみる目」が著しく劣っているように思う。
背の高さだとか、髪の長さだとか、どんな服装だとかいう外見ではなく、
性格とか気質、人物特性とかパーソナリティーという目に見えない内面を判断すること。
いわゆる「対人認知」力がたりないのだ。
なにも、自分を卑下するのではない。
本当によくわからないのだ。



例えば「あなたの隣に座ってる人はどんな人か」と問われたら、答えることができるだろうか。
優しい人、親切な人、
怖い人、怒りっぽい人、
面白い人、ユーモアのある人
そんな、一目見たら誰でもわかるような答えを出すのは私にもできる。
問題は、そこからもう一つ突っ込んだ部分がわかるかどうか。


本当は、心にもない事を、口先だけ親切をして乗りきる人かもしれないし、
いつも怖い顔して怒ってばかりなのは、他人を本当に心配しているからかもしれない。
面白い事言ってる人が、人を馬鹿にしてるだけなのか、
あるいは場の雰囲気を盛り上げようとしているのか。


言動の裏にある、その人の真意を読み解くスキル。
私に足りないものは「人間像を描く力」なのである。
だから口先と本心が一致しない人は困る。




なので、どういう形であれ
そういう事を示唆したり、教えてくれる人間には感謝せねばなるまい。






人を見る目を養いたいなぁ。