人間失格
- 作者: 太宰治
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/01
- メディア: 文庫
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http://d.hatena.ne.jp/dokurinngo/20080104
で紹介した「文学少女と死にたがりのピエロ」で太宰を絶賛していたので
有名な「人間失格」を読みました。
恥の多い生涯を送ってきました。
で有名なアレです。
タイトルに恥じぬ、主人公の廃人ッぷりに驚きました。
しかし、これはまた違った驚きを私に与えましたね。
なんと言うんでしょうか
絶望先生が「心の隙間に入り込む」ってよく言うってますが(笑)
そんな感じ。
世間、他人、自分、
「深く考えたことはないかもしれないけど
言われてみれば、果たしてどうだったか…」
誰もが抱きそうで抱かない疑問を、
主人公はひたすら自問自答しているです。
そして、それを読者にも考えさせる。
そんな本なのかもしれませんね。
人間失格とありますが
この主人公は、私なんかよりよっぽど真剣に生きているんじゃないかな