イタリアGP


 F−1イタリアグランプリ。
ここモンツァでは、とりわけピックアップしたい出来事が2つ。




ミハエル・シューマッハ引退。

 パドックの噂にとどまらず、
全F−1関係者の注目を集めていたのが「M・シューマッハの進退」であった。
ずいぶん前からモンツァの後に進退を明らかにする、と公言していたミハエル。
ついに、本人の口から事実を聞くことが出来る
というものだから、グランプリウィークを通して
全体が異様な雰囲気だと、テレビを見ている側からも伝わってくる気がした。


そんな、公式記者会見
彼は、「ティフォシ*1の前で、モンツァを走るのはこれが最後になる」
と言い、今期限りで引退する事を表明した。



どん欲にポディウムの頂点を目指し、積み上げてきた90勝。
アイルトン・セナ亡き後*2
モータースポーツの頂点で、常に取りざたされてきたヒーロー。
必ずやF−1史上に残すであろうシューミが引退してしまうのが残念でならない。
来年以降私がレースをみても、常にあった"Michael Schumacher"の文字はないのだ。
いと口惜しき話である。





②新人レーサー ロバート・クビサ

ポーランド人初のF−1ドライバー ロバート・クビサ
彼はF−1デビュー3戦目というのに早々と表彰台に上がってきた。
デビューは車体の最低重量を2㎏割ってしまい、惜しくも入賞を逃してしまったが
彼はなかなかにキラリと光る物があると思う。


日本のメディアは、あまり話題にしないんだけど
私はなかなか気に入った。
今後彼のレースをしっかり見て応援したいと密かに思っている。
どくりんご的注目株。
其れがRobert Kubicaである。

*1:イタリアのフェラーリファン

*2:94年のサンマリノGP。タンブレロコーナーの事故が原因で死亡。1994年5月没