ゲーム脳

今日の心理学の授業で『ゲーム脳』というワードが出てきた。
分からないので調べることにする。


元は、どこぞの教授が出版した『ゲーム脳の恐怖』において初めて出てくる造語のようだ。
某氏は、テレビゲームが人間の脳に悪影響を与えると主張していると主張し、
それを指す言葉として「ゲーム脳」とおっしゃる様だ。



ゲーム脳の人間は
感情の抑制機能が低下し、考える能力が弱くなるという。
そして、感情が爆発し「キレ」やすくなる。
ゆくゆくは犯罪にもつながるのではないかと
論じるのである。


ゲーム脳状態からの回帰として
全身を使った運動を推奨(お手玉*1)している。


また、氏はゲームだけでなく携帯電話を頻繁に利用する者たちもまた
ゲーム脳になると危惧していらっしゃるようだ。
そして公の場で、まるで羞恥の分別が無い振る舞いをする若者たちも
ゲーム脳がもたらす厄災と主張する。
氏はどうやら、社会問題のかなりはゲーム脳に起因するもという仮説を立てている。




私はこの著書を読んだわけではないので
この理論の正当性・信憑性、あるいは根拠を聞いたわけでは無いのだけど
少々行き過ぎ感のある主張に思える。




余談であるが、
氏の著書『ゲーム脳の恐怖』は
2003年度の日本トンデモ本大賞にノミネートされたことを、此処に付け加えておこう。

*1:お手玉程度で全身を使った運動になるんだ…