今日の講義


 水曜の2限は経営管理論という授業。
先生は、石部金吉金兜もビックリな
真面目一徹な方なのですが
今日の先生は一味も二味も違った。

というのも、今日は普段どおりの
『残り一分在るから、来週の授業の内容を言います』
みたいな、チャイムが鳴るまで粘り続ける先生で無かった。




この時期、学生の頭を悩ませるのがテストの存在です。
これは、昼に大学を行く者達だけでなく
夜間大学に通う私達にも、同様に設けられた機会である。
勿論落とすと単位は無い。
この一年、或いは半年の授業時間を無駄にしてしまう。
そして、このテストまで1週間を切ると、テストに臨むべく
先生から出そうな所(範囲)を教授いただける
またとない貴重な機会を与えられるのだ。


今日2限も例に漏れず、先生が懇切丁寧に出る範囲を語ってくれる。





『9問、問題を出します。そのうち7問を解答する、という形式を取ります。』


という出だしで、時間は始まりました。
パワーポイントで、出る範囲を解説してくださいます。



『四問までは、グラフを書いて、定義を説明。その後、与えた数値を、公式を利用して解いてください。勿論公式やグラフは完全に覚えてくださいね。』

と、そして



一問目はコレ。
二問目はソレ。
三問目はココ。
ちゅー感じで出すカテゴリーを教えてくれる。


で、四問目の解説をしていた時に、教室の何処からか



「こんな、(四問目みたいな)ややこしいグラフ、絶対覚えられへん!」と



そしたらアンタ、教壇から







『難しかったら、選択しなければよいじゃない』








もっともだ。素晴らしい助言


と変に納得してしまう。






その後、つつがなく解説は続く……筈であったが、
七問目ににして、再度異議が起こる。





「先生、(七問目の)範囲。授業でやってません(笑)」



慌てる先生。
ざわめく教室。
『ココしたこと無い?』ってパワーポイントのスクリーンを見るも
全く見たこと無い画面。
『ちょっと今から直すから。ちょっと待っててください』
そこで、焦った先生はスクリーンをつけたまま
答案用紙を訂正しようとしてる。



問題用紙見えてまんがなw



そのツッコミで苦笑いしつつ、『また後で(七問目については)説明します。』
と、残りの八問目と九問目の解説に取りかかる。
そうして、七問目を残し、一通りの説明を終了するにこぎ着ける。





『とりあえず、この九問のうち、六問を解答してもらいます』








ぶw



始め「七問」と言うてましたやん(大爆笑)




いや、しかも、なし崩し的に
『じゃぁ、六問解答にしときますね』か言ってるし。
そんなんでエエのw
学生にとっては有り難いけど。







そして、七問目を訂正した講師。
範囲の説明をして、
漸く終了。





そしたら、またどこからとも無く教室からボソボソと




「六問でもきついなぁ。大丈夫かなぁ」
って。



そりゃまぁ、キツいけど一問初めより減ったら御の字ya……








『え?多いですか?』


つ、何真面目に生徒のぼやきに反応してるンッスか!?





つか、先生『多いと思う人は手をあげて下さい』とは一体……



ええ多数決?





『じゃぁ、九問のうち五問解答すれば良いことにします』




へ?可決されてる!





そんな、感じでテスト決めて良いんっすか!?
先生。
あんた、いつもの先生じゃないよ。




もしかしてか?